【重いボードにサヨナラ!】スーツケース×100均「まな板」がエフェクターボードに最高だった話

まな板でエフェクターボードを作った記事のアイキャッチ画像 実験

バンドマンなら一度はぶち当たる「荷物重すぎ問題」…。
自分は車を持っていないので、スタジオやライブへの移動は基本的に徒歩&電車。
練習がある日の夜は移動疲れでクタクタ、腰も限界を迎えていました。

「もっと楽に、キャスターでガラガラ運びたい……!」
そう思ってキャスター付きのエフェクターケースを調べたのですが、これがものすごく高い!!

そこで、安く、軽く、しかも楽に運べる方法を模索した結果、たどり着いた答えは「スーツケース」×「100円ショップのまな板」でした。

今回は、DIY精神(?)で解決した、格安ボード構築の記録をお届けします。

マシンライブ初挑戦!本番2週間前の絶望

2025年12月某日。知人と一緒に、人生初の「マシンライブ」をすることになりました。

マシンライブとは?
PCやサンプラー、シンセサイザー、エフェクターなどをリアルタイムに操作して構築していく演奏スタイルのこと。

「準備しなきゃ」と思いつつ、気づけば本番まであと2週間。
「やばいやばいやばい……」と焦りながらも、初挑戦ゆえに何が必要か正解がわかりません。

結局、「とりあえず使えそうなものは全部持ってけ!」の精神で、以下の機材を揃えました。

  • エレキギター
  • 選び抜いた(?)エフェクターたち
  • 小型シンセ複数(KORGのvolcaとか)
  • MacBook(Ableton Liveで音を出す用)

迎えた初めてのスタジオ打ち合わせ。その時の姿は……

写真は撮り忘れたので、AIに作ってもらいました(笑)

背中にギター、左手にエフェクターボード、右手にシンセ入り手提げ鞄、前にはPC入りのリュック。
なんとかスタジオに辿り着いたものの、帰宅した頃にはもうクタクタ。
何もする気力が起きず、腰の痛みだけが残りました。

「このままじゃ本番前に体が壊れる。キャスター付きのボードを作らなきゃいけない……!」

そう固く決意したのです。

理想の「キャスター移動」を求めて

キャスター付きケース高過ぎ問題

「重いなら転がせばいいじゃない」と、まずは「キャスター付きのエフェクターケース」を調べました。
しかしこれが意外と高い!!!!BOSSのやつとか4万円越え…。

このお金で新しいエフェクターが買えるじゃないか…
何か他の方法は無いものか…。

「マグナカート」という選択肢、しかし…

次に見つけたのが、バンドマン御用達のキャリーカート「マグナカート」。

これならギターもボードもまとめてキャスターで運べますし、お値段も4,000円〜7,000円程度と、専用ケースに比べればかなり現実的です。
ギターも運べるならかなり良いのでは!これに決めてしまおうかとも思いました。

しかし、当時の僕はあいにくの金欠
数千円の出費すら「今の自分には痛すぎる…」と躊躇してしまいました。
さらに、ギターとボードは乗せられたとしても、「volcaなどのシンセやPCまで、この限られたスペースに安定して乗るのか?」という懸念も拭えませんでした。

スーツケースが使えるのでは?という閃き

「これくらい、何かDIYでなんとかならないか? 要はキャスターがあれば良いんでしょ?」

そう思いながら部屋を見渡したとき、クローゼットの隅で眠っていた「旅行用の小型のスーツケース」が目に留まりました。

「この中にボードが丸ごと入れば、最強のキャスター付きケースになるんじゃないか!?」

早速内寸を測ってみると、こんな感じ(結構雑です。)

ここに収まるボードを作ろう、そう思い立ったのです。

100均でボード探し

スーツケースの内寸をメモし、駆け込んだのは近所の100円ショップ「Can☆Do」。

木板など、DIYコーナーであれこれ物色しましたが、どれもサイズが微妙だったり、強度が不安だったりと決め手に欠けます。

なかば諦めかけて店内を徘徊し、キッチンコーナーを通りかかったときに目についたのがこの「まな板

店舗で見つけたまな板の画像
  • 厚みがあって丈夫そう
  • サイズは 35cm × 24cm(スーツケースが内寸38cm×31cmなので、縦方向は小さめ)
  • 端の銀色の取っ手が、取り出すときに便利そう

エフェクターを縦に並べるには少し足りないかもしれませんが、小さめのボードならこれでいけるのでは?

価格は550円(税込)。ちなみに、同じサイズはダイソーやセリアでは見当たらず、Amazonではもう少し高い価格で販売されていました。

早速購入し、帰宅してサイズ感をチェックしました。

実際に「まな板ボード」を作ってみる

材料が揃ったところで、さっそく調理を開始します。

ボードに並べてみる

まずは、まな板の上に機材を仮置きしてみます。

まな板ボードに仮で並べてみた画像

マルチエフェクターのBOSS GT-1000 COREが…デカい。マルチとしてはかなり小さい部類なのですが、まな板の半分近くを占拠してしまいました。
ご覧の通り、かなり窮屈。というか、上側と右側がはみ出していますね。

本来ならもう少し余裕を持ったボードサイズにすべきですが、本番まであと2週間。
サイズを選び直す余裕などありません。このまま進めていくことにします。

マルチエフェクターのような大型機材を入れなければ、小型ボードとしては「ちょうど良いサイズ感(?)」だと思います。

組み込んでみた結果

ディレイのDD-8をグリッチ(音をブチブチ切る効果)に使いたかったのと、TENSORは今回フル活用する予定なので、手前に配置しました。

そのせいもあって、かなり窮屈になってしまいました。
ペダル同士が近すぎて、TENSORを踏もうとしたら隣のスイッチまで巻き込んでしまいそう。

決して褒められたボードではありません。
しかし本番も近いですし、今回の最優先事項は「健康」
運搬の利便性を優先し、多少の踏み間違いのリスクは運用でカバーします。

おまけ

奥行きがどうしても不足していたので、もう少し奥行きのあるものはないかと調べていたのですが同じメーカーが出している円形のものも後日試してみました。

奥行きに余裕ができましたが、横幅が狭くなったので手前に置けるペダルは限られてきます。
やはり横長の方が使いやすそうですが、無しではないか(?)

値段がかなり上がってしまいますが、こちらだと38 × 24cm で横幅がもう少しできて良いかもしれないですね。

丁度良いサイズのまな板があればぜひ教えていただければと思います。

まとめ

「まな板ボード」をスーツケースに入れ、反対側にシンセやノートPCを入れて無事本番も終えることができました。

ボードの周りにはスペースがあるので、タオルなど緩衝材をしっかり敷き詰めることも忘れないようにしてください

スーツケースでの移動はボードに振動や負荷がかなり来ると思うので、エフェクターの固定などはしっかりしないとトラブルの元と思います。
大切な機材を守るためにも、作成や運搬はくれぐれも自己責任で楽しんでください!

ぜひ一度まな板でペダルボードを作ってみてください。

この記事を書いた人
藤原 健司

電子楽器の製作、エフェクターの修理、ペダルボードの構築などを行っています。
大手音響機器メーカー勤務を経て独立。
現在はITエンジニアとして、システム開発の事業も手がけています。

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